2012/08/07


 このたび恥ずかしながら初めてジムとやらを体験してきました。
きっかけは、何度か披露しているだらしない腹回りをどうにかしてこいという妻の至上命令。
とはいえ、時間もお金もかかることなので、まずは一回きりの体験コースへの参加です。


場所は北千住芸術センター5Fのゴールドジム。
黄金色に輝く筋肉隆々のお兄さんがブーメランパンツを履いているという、説得力ばつぐんのシンボルです。
入会すれば僕もその肉体を手に入れられるのかといえばそういうことはなく、中世ヨーロッパの拷問器具としか思えない設備を使用してホルモンと汗を絞り出し続けることで得られるのです。

僕の場合は、腹回りと知り周りの肉を落としたいので、腹筋を上下横3つの部分に分けてトレーニング。
マシンを使うと腕のサポートやてこの原理で支えができるので、鍛える部分以外に余計な負荷をかけずにトレーニングできるようですね。ピンポイントで腹筋だけにトレーニング後独特の疲労がたまる感覚があります。
それぞれ15回を3セットという、字面以上にきついメニューをこなしながら周囲を見渡すと、北千住にこんな人たちいたのかというような分厚くてたくましい筋肉を持った人たちが熱気と汗をほとばしらせながら激しく自らの体を苛め抜いています。
この平和な世界でそんな筋肉を何に使うのだろうと想像したら、すぐさま足立区という土地と北斗の拳が結びついてしまい、痛そうな棘のついた半裸のレザースーツをまとった人が痛そうな棘の突いたジープに乗り斧を振り回してタネモミを持った老人を追いまわす絵を想像してしまいます。
YOUはショック。このイカれた時代にようこそ。日本はすでに別の意味でイカれてますが。

上記腹筋に加えて尻周りの筋肉を取るトレーニングとストレッチを行い、そして前から興味のあったトレッドミルとやらでハムスターとなって走ってみました。
普段の基礎ペースである1km/5分(時速12km)が異常に早く、足を持ってかれそうになります。どこか設定間違ってない?空調が利いているにも関わらず3km走る前に富士登山競走のような汗が吹き出し、周囲にぼたぼたと飛び散りました。
シャワー以外のタオル必須、あと、音楽を聴くためでもスマホはアームバンドのようなケースに入れたほうがいいみたいです。激しいトレーニングをするとポケットの中の物が脱落しちゃうし、胴体周りはよく体重がかかるので破損の危険がありそうです。

気が付けば2時間経過。そんな長いこといた気がしないんだけど。
僕の場合はデイタイムが使えるので月額で8400円ほど。土日のみなら6300円。うーん。自宅で筋トレやったほうが早い気もする。
ただ、同じことをやっている人に囲まれていることで、皇居ランのような変なモチベーションがわくのも事実。トレーナーのアドバイスを聞いたほうが効率よく結果も得られるでしょう。

こうして初めてのジム体験終了。
僕は世紀末覇王になるほどの筋肉は要らないのですが、どうにかさくっと余計な肉を落とす秘孔はないものでしょうか。
北斗痩身脂滅拳とか。