「ランニングコストはすごく安いよ」
壊れたインクジェットプリンタの代わりにレーザープリンターの導入を考えていた僕の電話の向こうで、イラストレーター仲間は言いました。
僕と同じくポートフォリオを作るコストがバカにならないということと、仕事で組んでいるデザイナーさんのカンプ出力などに必要だということで共同購入したのだそうです。
それは5年ほど前の話で、やはり値段も20万近くしたとか。
「でも今は安くなってるっていうしショールーム行ってみたら?実際に見るほうが早いし、僕らもそうしたから」
そんな彼の勧めで、EPSONのショールームを訪ねることにしました。
僕が普段印刷している絵の出力具合を見たかったのでデータを持参して実際に印刷してもらうことに。
ただ、そういった対応には予約が必要なので、訪問したのは数日後です。
西新宿の外れにあるショールームは、正直わかりづらい場所にあり、そして遠かったです。
直前の用事が代々木だったことと時間が空いていたこともあって徒歩で移動したのですが、素直に大江戸線で最寄り駅まで行ったほうがいいと思いました。
甲斐あって、EPSONスクエアでは案内員さんが、かなり細かくリクエスト対応してくれました。
カタログスペックやサプライの価格からランニングコストの計算やデータおよび紙の入れ替えでの試し刷りなどまで…。
何ていい人。ビバEPSON。
レーザープリンターは思った以上に値段が下がっていて、ローエンドのLP-S520は直販価格で30000円以下。個人でも十分に手が出る数字でした。
コストについてもIP4100と比較すれば若干高いものの、現在のインクジェットよりはいくらかは安くなりそうです。
肝心の印刷品質は思ったよりも全然綺麗。
写真を印刷するなどして細部まで厳しい精度で比較したらインクジェットの画質に軍配が上がるとは思いますが、絵の見本として扱うなら十分な品質です。
僕の場合現物納品はそれほど多くないので、その際は出力センターを利用すればいいだけだし。
というわけで、この段階でほぼレーザープリンターの導入を決めてしまいました。
この後参考までにブラザー工業のショールームにも足を延ばし、同レベルのHL3040CNにて出力してもらいましたが、残念ながらこちらでは出力品質で勝負にならず。
ベタ面のグラデーションがあちこちでつぶれ、ドットが並んでいるのが肉眼でもわかるくらいに粗っぽい。大学生の時に部室にあった小型コピー機を思い出しました。
日本橋 のブラザー工業ショールーム |
また、キヤノンについてはショールームが品川にあり、やはり予約が必要だったので、さすがにパス。もう遠いのはイヤ。
最後に実勢価格を調べるため、帰り道にあるヨドバシカメラへ。
しかしここで、気になることを聞くことになり、購入はもう少し先延ばしになるのです。
(続く)
レーザープリンター導入期(3) http://alphheim.blogspot.jp/2012/08/3.html