2013/02/22



 イラストレーターの先輩に頂いたチケットで『フライト』の試写会を観てきました。

最初に言っておきますが、この映画はヒューマンドラマであり、パニックアクションではありません。
CMだけ見るとその辺を勘違いしている人が少しいそうなので。僕のように。
飛行機のシーンは最初の20分だけであとはずっとアルコール依存症かつ薬物中毒という、パイロットとして完全にアウトの主人公が悩んでるお話とだけ言っておきます。なんでこんなやつ雇ってんだ、この航空会社。
前回に観た『ライフオブパイ』のように周囲の人々や環境によって主人公の苦悩がどう昇華されていくかという描写がメインコンセプトですね。
まあそっちのほうはネタバレも含めて実際に観てそれぞれ感想を得るのがいいと思います。

どっちかというと僕の注目したのはその最初の20分。
劇場の大音量で響くジェットエンジンの音は臨場感満点で、実際に飛行しているかのよう。
そのままCMで流れているようなあの状態になるものだから、高所恐怖症の僕にはいささか刺激が強すぎました。
一昨年ハワイに行った時も乱気流で揺れた際は隣席の妻の手をにぎって硬直していた僕ですから、今回も変な汗がべっとり滲みだしてきました。やっぱ飛行機怖い。

あと、冒頭1分からいきなり全裸美女が惜しげもなく大画面に映し出されます。R15でないのが不思議なくらい惜しげもなく。
思わず「おいおい、丸見えだねえ」と中尾彬の声で心中つぶやきつつ、アンケート用紙の「一番印象に残ったシーンは?」の項には迷わず"CAのヌード"と書いておきました。

全体としては60点(飛行機20点・ヌード20点・そのほか10点)です。