2016/07/07

クリエーターEXPO2016に参加してきました。
今年で参加は3回目で、それなりに要領もつかめてきたものの、毎年環境も流動的。
来年もまた、あるいは初めて出展するという人のために助けになればと思い、ここに自分なりの反省をまとめておきたいと思います。


■アピールの方法
基本は、広報物配りに尽きます。
1日8時間、3日間で24時間これを続けるので、なかなかの体力勝負となります。
ブースの掲示を見て興味を持ってくれればそれが最良ですが、意外に、広報物を渡して目線を得ることで、はじめて気づいてもらえる場合もあるので油断できません。
この"客引き"方法は四種類あります。

1)とにかく積極的に広報物を配りまくる
数打てば当たる先方です。消耗は激しいですが、縁というのはどこでどう繋がるかわからないので、自分お作品を少しでも多くの人の目に触れさせることを目的とします。
この場合、広報物は1000~1200部必要です。

2)座ったままじっと待つ
興味を持った人だけが足を止めてくれ、商談にもすみやかに対応できるので、配布物の消耗も時間も効率的です。

3)敢えてブースから離れる
心理的に、接客者が目の前にいると商品を手に取りにくい心理があるとおり、実は作家が目の前にいることで目をそらしてしまう来場者も多いのです。実際にこの方法を試して遠くから観察しましたが、座っている時より足を止めてくれる人や設置した配布物の捌けは非常にいいのです。
弱点は、その場で実利への手応えを感じにくいこと。後日、先方からの連絡を待つしかないのです。

4)サクラ
これは一種の裏ワザです。商談席に知り合いや仲間を座らせてダミーの商談を行うことで、配布物の捌け方が格段に上がるという効果があるのです。いわゆるサクラです。
人気がありそうなものには人が興味を示すという心理ですね。これは、という来場者が来た時にはサクラに席を譲ってもらって本命に座らせるのです。
サクラは周囲の同業者と持ち回りで、みっつめの方法と織り交ぜて協力するといいでしょう。

個人的には、1)を主体に3)と4)を合間に入れた方法を採りました。
1)以外では配布物の数は500~700部あれば十分ですが、会期中に"切らす"ことは致命的なので、多めに刷っておいて損はないですね。

ブースに座ってもらって話ができるまで進められたら、あとは先方からのヒアリング内容に基づき「どう役に立てるか」「何が売りか」「どんな仕事を得意とするか」などを説明して縁をつなぎます。もちろん広報物を渡すことと名刺交換は忘れてはいけません。
名刺をもらったらその裏にでも、どんな相手だったか何を求められたかをメモして名刺ブックに入れておくと、あとでコンタクトをとる際の助けになります。


その3 来場者編
http://alphheim.blogspot.jp/2016/07/expo20163.html

その5 そのほか
http://alphheim.blogspot.jp/2016/07/expo20165.html

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