先日作ったワラーチはナイロンの紐が足(特に指の股)に食い込んで痛いので、これを革紐に付け替えました。
革は制作の際にご一緒した大白さんの情報をもとに浅草橋のタカラ産業で仕入れた牛ミンクル9mm幅の紐です。豚革だとすぐ切れちゃうので牛を選択するのがポイント。
作業は簡単ですが、裏地がポロポロはがれてしまうので紙でも敷いてやったほうがいいです。
かくして仕上がった革とゴムで構成された元祖と同じワラーチ。
革紐は弾力があって肌にもやさしく履き心地いいです。
これを使って9月のランを始動してみました。
指の股についてはまだ少し痛いので若干緩めます。
ランシューのようにぎゅっと結ばなくともホールドはされていて走ることには妨げにはなりません。
好みなのでじっくりと調整するといいでしょう。
6kmほど走ってみた感じ、当然ですが裸足に比べて足裏の擦過ダメージは皆無。
涼しくお手軽で、FiveFingersの草履版という位置づけに使っていきそうです。
一方、直ちに改良しなければいけない弱点も明確になりました。
走っていると足がソールの前のほうにずれていって、はみ出た指がソールのふちに引っかかることで見事にマメができてしまうのです。
これは走り方にも問題があると思います。
ワラーチのランでは踏込みでわずかでもブレーキがかかると紐と肌との間やソールと足裏の間で摩擦が起きて擦り傷になる場合があり、かなりシビアなベアフットランでないと長い距離は走れません。
今回に限って言えば、紐の穴をもっと後ろに設定しないとそのブレーキで指がソールから飛び出して定点ダメージが発生してしまうので、カスタマイズの余地があるということです。
もちろんフォームも。
実際に履いてみないとわからないことも多い反面、自分好みに手作りで調整していけるワラーチ。
奥が深いです!
2012/09/02