H&BP(株式会社ヘルスアンドビューティーパートナー)さんのプログラムです。
キット内容は、データ記入用の書類と遺伝子採取ツール、そのほかは使用上の注意とか個人情報に関するポリシーなどです。つまり主な作業は遺伝子採取と書類記入だけ。
遺伝子採取については送られてきたキット内にある、樹脂製のケバケバが先についたスティックで頬の内側をこすって返送するというもので実に簡単。
一方で、書類記入が結構面倒くさく、直近3日間の三食の食事内容を思い出しながら書き出すのは思いのほか手間がかかりました。できれば材料ごとに量を記入するのが望ましいということでしたが、僕はメニューだけ書いて提出。たまたまこの直近三日間はハッシュも飲み会もなく、また非常に稀な休肝を行っていたうえ忙しくて外食できず、昼は家にあるもので間に合わせていたのでそこそこ健康な内容になりました。しかし、これがかえって検査的にはまずかったです。詳細は後ほど。
遺伝子採取をしたら冷蔵保存しても3日以内に返送しなければならないので、僕は即座に多急便で返送。
で、一ヶ月経った先日、その結果が送られてきたというわけです。
内容は、三冊ほどの小冊子と小瓶がひとつ。冊子は社内企画書のような手作り感いっぱいのもので、小瓶はサプリメントでした。
冊子はそれぞれ「アドバイスブック」「遺伝子に基づいた外食メニュー」「サプリメントブック」ですが、最後のはこの会社から継続してサプリメントを購入することを勧める内容と商品説明なので、添付されたものを確認する以外は不要。
重要なのはアドバイスブックです。
検査結果によって、「ダイエットプラン」「アンチエイジングプラン」のふたつからアドバイスを貰えるというシステムで、僕は前者の「ダイエットプラン」を選択しておきました。
「アドバイスブック」は最初にダイエットの基本構造が書いてありますが、一言でまとめれば「体を暖める」です。常識ですね。
次に採取した遺伝子が、親からどのように引き継がれているのかを、男性は28のタイプ内から判定されています。
親からそのまんま引き継がれているのか、あるいは変異のある遺伝子になっているのか、ということを見て、親の体型や生活、そして老後を参考にせよってことだと思うんですが、傾向的に、変異のある遺伝子をもらってるほうが、痩せにくい体質ではあるようです。僕は意外にも、ほとんど両親から変異のない遺伝子を受け継いでいる「痩せやすい」体質とのことです。
評価の詳細を書くとものすごく長くなるので、以下のとおりにまとめました。
1)『キリンタイプ』で、基本的には痩せやすいのだけど、筋量が少なく代謝が低いので、一度太るとなかなか痩せない。
2)少食かつ健康志向で炭水化物とタンパク質が不足しており、運動しても筋肉として身につかない。野菜中心もほどほどにし、炭水化物やたんぱく質を増やす方向で。
3)老化が進みやすい
4)ややむくみやすい
5)体が冷えやすく脂肪が燃えにくい
6)筋肉が収縮しにくい
体質が動物占いのようにアイコン化されてて面白いです。
2については、書類に記入した食生活が普段の平均よりも控えめだったのでこのような結果になったのかと。
ほんとは揚げ物やラーメンが大好きなので、脂質も炭水化物も結構摂っているはずです。折角の機会に正確な診断が受けられず残念。記入は包み隠さず正確に、ですね。
酒はできるだけ焼酎とウイスキーにしたいと思います。かといって、むくみやすいのでハイボールの類の量が多いのもヤバそう。ストレートを適したチェイサーで楽しむか、お湯割りか、ですね。
ちなみにハイボールはウイスキーベースのカクテル(?)ですが、砂糖あるいは甘味料入りの炭酸で割ってある場合、当然太ります。また、甘味料はカロリーゼロではあっても、脳が甘いものと認識すると血糖値が上がって太りやすくなるといいますし、何よりアレは化学薬品なので肝臓にダメージがありますので、ダイエット中もおすすめしません。
5と6は納得。運動しても体の表面が冷たくて家人に驚かれるし、筋肉の硬さはスポーツドクターの折り紙つき(笑)
そのほか、三日間のメニューについて事細かく赤ペン先生の添削が入っていました。
目立ったのは、生成された小麦粉を避ける・朝食に果物を食べる・えごま油か亜麻仁油を摂るというところ。
パンもラーメンもできるだけ米飯にするよう指示されていました。えごまとか亜麻仁油はすぐに手にはいらないので今はバージンオリーブオイルで代用。あとは、野菜>タンパク質>炭水化物の順に摂るという定番の対血糖値上昇の食事順も付記してあります。
「遺伝子に基づいた外食メニュー」については、朝昼晩と飲み会などのシチュエーションにおいて、どんなものを選んで食べたらいいかという内容でした。
これはダイエットをかじっている人なら誰でもわかってることなので割愛。ナムルだの酢の物だの海藻サラダだの、食物繊維とかクエン酸系とかミネラルの多いメニューが列挙されてました。
唐揚げとかピザとか勧められる遺伝子ってあるのですかね?
そして最後は「サプリメントブック」。添付されてきた小瓶はサプリメントで、その解説です。食生活や体質上足りない要素をこれで補えということでしょう。
ちなみにこのサプリメント、『AAGEⅡ』というのですが、1ヶ月分60粒でなんと12100円。今回の検査費のほとんどはここに使われているのではないかと。(タダだけど)
ご丁寧に追加購入の手続きと申込書が入っていました。(買いませんけど)
以上となります。
もっと決定的なダイエットメソッドが得られるかと思ったのですがそんなことはなく、すでに感じ取ってることを言い方を変えて「健康的な生活」を勧める当り障りのない内容だったように思えます。
むしろ致命的にダメな部分とかが見つかったほうが興味深く見入ることができたかも。ネタ的にも面白いし。
褒められるより欠点だけ指摘されて改善しやすい内容になってはいますので、全面的に信用するわけではないけど、科学的に診断してもらうことで一種の客観的な裏付けがとれ、自分の都合のいい解釈からは脱しようという意識には繋がります。僕の場合はランよりも筋トレですね。間違いなく。筋トレを増やしてダイエットに励みたいと思います。
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