ルパン三世 (2014版実写映画)
この手の人気原作付きというのは映画業界のネタ切れ感と保守性が否めないわけですが、マーニーの前に流れた予告は面白そうだったのと、妻が小栗旬好きという理由で観てきました。
結果、僕が参考にしている某映画評論サイトでは100点中3点という非常に塩辛い点数を獲得していたこの作品、視点の違いはあるとはいえ、僕の評価も似たようなものとなりました。
技術的にデキが悪いという部分はないけど、かといって個性的でもなく、ちょっと特撮にカネかけたテレビドラマのような陳腐な脚本で「ルパン三世」という名前を冠してなければ話題にも上らないでしょう。
ハッキリいえば話はクソつまらないです。
そのぶん、原作に近づけようと頑張る小栗旬の努力が際立っていて、他のメンバーが似てない(ビジュアルだけ無理やり合わせてる)だけに哀しいくらい浮いています。
また、韓国との合作なのかやたらと韓流俳優との絡みが多く、"ルパン一味"は例の4人組ではなく最後まで7人くらいで行動しているため、キャラの個性も非常に薄まり、むしろ別の映画に無理やりルパンを登場させているような印象に。
一言で言えばルパンの皮を被った何かでした。
ただ、黒木メイサ演じる不二子ちゃんは子持ちとは思えないセクシーさが溢れています。始終残念感の漂う館内での慰めとなっており、僕もじっくり堪能させていただきました。
また、個人的には例のテーマソングが使用されていなかったのが大変がっかりです。劇内BGMは妙にアニメに似せたアレンジなのに。
アニメのファンだから、という理由で観に行くと落胆は間違いないのでご注意を。
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