2013/07/05



第二回クリエーターexpoが終了しました。
皆様、お疲れ様でした。

600人ものクリエーターが一同に集まり、招待された各企業とのマッチングを行うこの大イベント。
最初は経験と一つにでもなればと思っての参加でしたが、終わってみて得られたものは計り知れません。

我々個人事業主は、制作を始めとする会社組織のすべてを一人で担うため、営業に割ける時間は意外と少なく、一ヶ月に一度、1日で数社にご挨拶出来ればいいほう。
つまり広報能力と機動力が極端に低いのです。
それが、このイベントでは目の前を数千の会社の視線が通るので非常に効率的なアピールができ、数多くの企業様と話のできた三日間でした。



もっとも有意義だったのは、自分の描く絵が、どういう業種のどういう用途に最も注目されるのか、という点です。
今回出展した絵柄は意図的に最先端を目指していないので周囲に比べて流行りものを必要とする案件の需要には乗れないと予想はしており、実際、正面や両隣に並ぶブースをチェックはしても自分のところだけを飛ばされるということは少なくありませんでした。
しかしピンポイントで「こういう絵が欲しかった」とまっすぐ向かってきてくださる人や、じっと足を止めてすべての作品を吟味してくださる人がおり、担当者の年齢層的には中高年が多く、CGのピーキーな特徴より落ち着いた水彩のタッチは今時貴重だという感想をいただくことが多かったです。
あとは意外に興味を持ってくださったのが、絵そのものを勉強したり趣味とされている(おそらく)一般のかた。
やはり趣味で水彩を嗜んでおられる人に「どうやって描くんですか?」と聞かれたり、ご両親を引っ張って「この人の絵が好きなの!」と興奮していた女子高生が来てくれたのも嬉しかったです。こういう傾向があるなら、CG絵画教室という展開もアリかもしれません。

何にしろ、できるだけ多くの人に診てもらう機会を作る、という僕らの商売にとって最大のポイントをよく満たすことができたイベントでした。
もちろんこの会期で知り合えた多くの同業のライバルであり仲間たちとの交流も数多く、これからも叱咤激励、切磋琢磨していくモチベーションとなりました。

来年の出展はまだ決めておりませんが、前向きに考えていますので、その際はまたよろしくお願い致します。

詳細な分析と反省は後日またまとめますが、取り急ぎ、ご挨拶とご報告までに。

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