2015/06/22


本日のイラストは、エヴァンゲリオン新劇場版初号機です。
なぜかというと、本日2015年6月22日は、テレビで最初の放送されたエヴァンゲリオンにおける劇中初回の日付だからです。

詳細書くと本一冊書けそうなので省きますが、ただの中学生だった14歳の主人公・碇シンジくんが、突然エヴァに搭乗させられて使徒(敵)との戦闘で死にかけた日です。
突然多方向から商業コラボが始まったここ5~6でようやく市民権を得たエヴァンゲリオンですが、初出の20年前、母親の魂がインストールされた人造人間(ロボットではない)に、その実のこどもが乗って脳神経をリンクさせることで、絆を戦闘に利用されるという斬新かつ残酷なストーリーは、その後、アニメ実写マンガ小説のありとあらゆる創作物にやたらと反映されたのを憶えています。そういう意味でも歴史的作品なのです。

で、よく考えたら、娘が現在中学2年生の14歳(の学年)でした。
本日突然戦闘に巻き込まれて闘う?ありえません。それは許されんやろ、という以上に、劇中の14歳が、娘と比較してもっとずっと大人に描かえれていて、それが作品を成立させていたかがよく解るからです。
そこらの14歳が、あんなすんなり大人に馴染めたり理路整然と自分を納得させるなんて絶対無理だって。
大人の描く子ども像ってのは、そのメディアにとってすごく都合よくて、正直どれも現実よりずっと大人な発言や考えを持ってます。あんな、大人との話し合いや説得に素直に対峙できるこどもなら、中二の親はこんなに苦労しません(笑)
娘は周囲と比べて感情的には結構しっかりした子だと思いますが、エヴァに出てくるようなこどもが持つ哲学に基づく行動は意識のずっと外。アレは14年には足りない人生を経験してこそたどりつくキャラ設定だと、よく感じます。

まあ、それ自体フィクションなので、ツッコミはこの程度にしておきますが、仮に娘がパイロットとなってエヴァに乗るとしたら、娘の乗るエヴァンゲリオンは妻の魂がインストールされてるわけですよね。
エヴァは使徒との戦いでこどもがピンチになると、無制限の力を発揮してこどもを守ることがあるのですが、あの描写を考えると、娘が危機に陥った際に、妻がインストールされた機体は、旧劇場版にあった量産型を12機破壊してもノンストップで暴走し続けると思います。10時間連続、11km/hで走れる人なので1時間や2時間大暴れしたところでエネルギー切れせず、誰も止めることはできないでしょう。

父親は「かまわん」しか言えないゲンドウさんではなく、むしろマヤさんのように「ダメです!」を連呼し続けるしかない役立たずになっていると思います。

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