犬の脳炎に関して、発症当初、webに頼っていた経験があるので、僕も同じように知っていることをここに残しておきます。
発症後の寿命は、短かったり本当にわかりませんが、基本はステロイドなどによる対症療法で、根治はできません。
経済的に余裕があれば、MRIを定期的に撮ったり、あるいは手術などをして、もっと良い治療を受けることが可能かもしれませんが、現実的ではありません。
ソウルは投薬のみで最終的に3年近く生き延びましたので、かなり幸運かと思います。
発症を健常のピークとして、以降、徐々に徐々にできないことが増えていきました。
麻痺部位が広がって苦手な姿勢が増え、次に皮膚病、最期から逆算して2ヶ月で脱毛、体重の激減が進み、一週間前に発声不全、当日朝に痙攣を起こして死に至りました。
発症時、医師はおそらく「あまり長くはもたない」と言うと思います。それが最適回答だからです。
しかし、周囲の話では、多くがそれに至るまで、半年や数年単位の比較的長い期間を経ているようでした。ソウルもそうです。
したがって、脳炎にかかっても、まずはそれを受け入れ、覚悟をかためていきながら犬の余生を一緒にしてあげるような姿勢が最良かと思いました。
救いなのは、知人の獣医師さんから「犬は体に障害を抱えても"ちょっと不便になったな"程度にしか考えられない。むしろ飼い主が気に病むほうが害になる」と聞いたことでしょうか。
最後の方は、食事も排泄もヒトの助けなしではできず、完全に介護状態ではありましたが、それもヒトに対するそれほどは長くありません。
同じ病の犬と暮らす人には、ぜひとも、最期までしっかりと世話をしてあげて欲しいと思います。
0 コメント:
コメントを投稿