2012/09/15


DVDで『TIME』を観ました。
人間は全員25歳で老化が止まり、以降は腕に表示される残り時間分だけしか生きられないというお話。
時間は通貨そのもので、4分消費してコーヒーを買い、1日の労働日当として数時間が追加されるなど、タイム・イズ・マネーをこれ以上ないくらいにわかりやすく表現しています。

詳しく話すとネタバレになるので避けますが、貧乏人は時間の無駄遣いを少しでも減らす目的で走って移動することが多く、貧乏人と金持ちは「走っているか歩いているか」という点で区別できるくらいです。
主人公は走っても間に合わなかったことで序盤に大切なものを失ったり、終盤でも数秒だけの残り時間=寿命に迫られて走ったりとやたらと走る描写が多かった点についてはランナーの端くれである我々夫妻の目は厳しく、目指している場所がどう見ても数百メートル先にありウサイン・ボルトでもなければ制限時間でたどり着けないような距離をばっちり間に合ってしまうとか、テレビに向かって激しく突っ込む箇所は多かったです。

ランニングは体にいいと言いますが、この作品でも早く走ることが長生きの秘訣であると強く訴えていますね。(←間違った解釈)